株式会社ヴァレオジャパン
2020.12.10
代表取締役社長 アリ オードバディ氏
つくばテクノセンター
御社の紹介をお願いします
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を持つヴァレオは、CO2排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供し、スマートなモビリティに貢献します。ヴァレオは、33カ国に191カ所の工場、20カ所の研究センター、39カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約114,700人の従業員を擁しています。ヴァレオの日本における歩みは、1985年12月の日本法人設立から始まりました。現在、日本のヴァレオグループ3社(株式会社ヴァレオジャパン、ヴァレオカペックジャパン株式会社、市光工業株式会社)は、日本国内に16カ所の生産拠点、5カ所の研究開発センターを構え、6,033名の従業員を擁しています。
本県に立地した経緯を教えてください
茨城県は、今はヴァレオの部門となっているナイルス株式会社が創業した場所であり、ヴァレオにとってゆかりの深い地です。つくば市につくばテクノセンター、潮来市にある茨城工場、稲敷市にある城南工場があります。茨城県のご支援をいただいて、2019年3月より本格的なテストコースを備えた茨城先進運転支援システム開発評価センターを行方市に造成中です。
本県に立地して感じる利点は何ですか
茨城県には優れた理工系の大学や研究機関が集まっており、研究開発には理想的な場所です。
また、国内外からの来社や出張が多いヴァレオにとっては、羽田空港や成田空港、茨城空港などへのアクセスが良く利便性が高いことも魅力です。
御社の今後の展望をお聞かせください
主要な自動車メーカーが本拠地を構える日本は、ヴァレオグループにとって大変重要な国です。ヴァレオは茨城県にあるつくばテクノセンターと茨城先進運転支援システム開発評価センターで自動運転システムの開発と評価を行っています。本格的なテストコースを日本に設けることで、日本の自動車メーカーのニーズに応え、日本のインフラストラクチャに合わせた開発をさらに強化していきます。
茨城県に立地を考えている外国企業へのメッセージをお願いします
茨城県は、多くの製造業や研究機関が集積し、また、これらの企業を結ぶ産業ネットワークが構築されているため、情報収集だけでなく、共同研究開発、ビジネスマッチングなど幅広いビジネスチャンスを得ることが出来ました。
また、茨城県の企業はポテンシャルが高く、海外企業と真摯に取引を行う姿勢は高く評価されます。
日本国内のローカルな情報を海外から得ることは大変難しいですが、茨城県や支援機関等とコンタクトを取れば、多くのサポートを受けられますので、まずは、茨城県の担当者に相談し、実際に茨城県を訪問することをお勧めします。
茨城工場
自動運転レベル4を実現する「Drive4U」
会社概要
株式会社ヴァレオジャパン |
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設立年 |
1937年 |
本拠地 |
東京都渋谷区元代々木町30-13 ONEST 元代々木スクエア (つくばテクノセンター)茨城県つくば市柳橋104-2 |
親会社 |
仏Valeo 100% |
事業内容 |
自動車関連システムおよび部品の研究開発・製造・販売 |
URL |
http://www.valeo.co.jp/ |