株式会社TOGA
2021.2.17
御社の紹介をお願いします
ダクトレスで対応可能な有害ガス浄化装置・ヒュームフード・試薬庫等の製造・販売拠点として、2018年にベンチャー企業の育成・支援機関である、つくば研究支援センター(TCI)内で設立しました。
弊社の社名であるTOGA(Toxic Gas Clean Air System)には、有害物質と隣り合わせで実験、作業に従事される皆様への安全・安心を構築したいという願いが込められております。
ダクトレス製品は、外部への汚染物質の排出もなく室内温度も一定に保たれる事から、環境保護・省エネルギーに寄与しており、加えて試薬庫とIoTの融合によるリアルタイム安全管理のシステムも付帯しております。
本県に立地した経緯を教えてください
弊社の主な顧客は、大学や研究機関のラボです。つくば地域には、筑波大学や国立の研究機関、大手企業の研究開発センターをはじめ多くの研究開発拠点が集積しているため、市場性を見込んで茨城県つくば市を進出先として決めました。
本県に立地して感じる利点は何ですか
大学、研究機関、企業の研究所等が集積しているため、顧客からのニーズや情報収集が容易で、コアな情報にアクセスできることもあります。
都会に比べると静かで生活環境も優れています。
また,つくば研究支援センター(TCI)はつくば地域での信用度が高いため、新規参入するベンチャー企業の拠点としては最適だと思います。TCIでは、会社設立時のサポート体制も充実しています。
御社の今後の展望をお聞かせください
・ダクトレス有害ガス浄化装置の技術を応用した、PCR検査ブースの市場をさらに拡大したいと考えています。
新型コロナウイルスのPRC検査では、検体採取をする医療従事者に感染の危険があるといわれていますが、当社のPCR検査ブースではウイルスを検体採取者に届く前に取り除くことで、医療従事者を守ります。
・国際特許を取得しているTOGAフィルターは日本の公的機関の分析でも高精度の結果が出ておりますので、作業者の健康・安全に加えて有害ガスを屋外に放出する事無く、自らで生み出した有害物質は自らで処理を行う事で、環境保全の寄与にも一役を担う製品であります。
環境問題については、国際的な取組みの一つであるSDGsでも掲げられているように非常に大切な問題であり、日本だけでは無くこれからの世界の時流としてとして欠かせない考え方になるだろうと思っています。
茨城県に立地を考えている外国企業へのメッセージをお願いします
茨城県でも特につくば市は県南に位置しており、東京へも通勤圏となりアクセスも非常に便利で外国人が多く生活している都市です。
現在社会はパソコン・携帯があれば世界中にコンタクトが取れますので、敢えて東京へ進出はせずに、茨城の様な自然豊かな環境で開業するのも一つの考え方ですし、製造業であれば茨城には研究所・工場が沢山ありますので、営業活動でも利点があります。
有害ガス浄化装置 据置型
PRC検査ブース
会社概要
株式会社TOGA |
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設立年 |
2018年 |
本拠地 |
茨城県つくば市千現2-1-6 |
親会社 |
GT SCIEN Co. Ltd.(韓国) |
事業内容 |
ダクトレス有害ガス浄化装置・ヒュームフード・薬品庫等の製造・販売 |
URL |
https://toga-lab.jp |